こんにちは、はらひろです。
アドラー心理学は、学生時代に国家試験に出題されるので勉強はしましたが、実際に取り入れるのは難しかったです。しかし、この本は、アドラー心理学を日常に取り入れるのにわかりやすく書かれています。
今回は落ち込みやすい人にぜひおすすめしたい1冊です。
この本を読んで得られること
- 自分の感情をコントロールできる
- やる気が出てくる
- 自分自身を受け入れるようになる
- 自分の考え方や行動の理解が深まる
書籍情報
著者:小倉 広
出版社:プレジデント社(2017/3/11)
発売日:2017/3/11
ページ数:272ページ
そもそもアドラー心理学とは?
「アドラー心理学」とはオーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーが提唱した理論です。
別名『勇気の理論』と言われており、現在の心理療法である、「認知行動療法」や「来談者中心療法」の基となったともいわれています。
最近では『嫌われる勇気』などでも注目された心理学です。シンプルながら実生活に取り入れやすいというのが特徴です。

簡単に説明すると
人は過去ではなく、目的によって行動する
と考える心理学です。
『もしアドラーが上司だったら』
本書は、主人公のりょうくん、上司のドラさんを中心としたストーリー仕立てで展開が進んでいきます。ちなみにドラさんは少し小太りで身長が低く、まるであのドラえもんを連想させますが、アドラーのドラを取ってドラさんです。
そんなドラさんから11個の宿題が出されていき、宿題ごとに話が進んでいきます。
ドラさんの宿題リスト
- できているところに注目する。できていないとこに注目しない。
- 多面的に意味付けてみる。ポジティブな面に注目する。
- 無理やりポジティブに考えない。ネガティブな自分もただ見る。
- やりたくないならやめる。やりたいならやる。やらされていると嘘をつかない。
- 機能価値と存在価値をごちゃまぜにしない。ありのままの自分を受け止める。
- 毎日だれかを喜ばせる。
- 相手からの見返りを求めずに、自分から始める。
- 自分と異なる意見を攻撃とみなさない。相手と異なる意見を言うのを恐れない。
- 目先の共同体よりもっとおおきな共同体を優先する。
- 会社のルールは淡々とこなす、しかし、対人関係は裏切られても信用する。
- 相手を信じ、自分を信じて頼る、甘える、任せる。
できているところに注目する。できていないとこに注目しない。
自分で決めたことをやろうとしても、続けてできなかったという経験はありませんか?できなかったことに対して自分で罪悪感を感じて、自分はダメな人間だと思うことは誰しも経験があると思います。
物語でりょう君は、朝のランニングをやろうとしますが、続かないことに落胆してしまいます。
人の行動のうち95%は出来ていることだと言われています。なのに私たちは出来ていない5%のほうに注目してしまい、自分のやる気を削いでしまいます。アドラー心理学ではこれを負の注目と言います。
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